読む順番
数字を作る方法から、比較と予測へ
表記、調査と記録、重み、集団と個人の変化、有意差と予測の幅を順に読む。
- 統計の数字は、何を数えたもの?
対象・分母・期間・平均を確かめる
- 統計表の空欄や「―」は、ゼロという意味?
個別表の凡例から欠測・秘匿・無該当・丸めを読み、計算できる範囲を判断する。
- 全員を調べる統計なら、誤差はなくなる?
全数で消える標本誤差と、数え漏れ・測定・非回答・処理の誤りを区別する。
- 調査の質問が意図どおり伝わるか、どう確かめる?
言い換え・考えを話す面接・補足質問による質問票点検と、全工程の試験調査を区別する。
- 行政が持つ記録を集めれば、社会全体の統計になる?
行政手続きの記録対象と、統計で知りたい社会の対象・単位・時点を比べる。
- 前に発表された統計が後で変わるのはなぜ?
追加情報による推計改定、基準や定義の変更、誤りの訂正と公表版を区別する。
- 調査した人の人数を、そのまま全国の割合にできる?
抽出確率と重み付き割合の計算、回答構成の補正に必要な仮定を説明できる。
- 世論調査の数%の差は、どこまで信じられる?
標本誤差と、非回答などの偏りを分ける。
- どの集団でも改善したのに、全体の割合が悪化することはある?
集団内の改善と構成変化による全体率の逆転を計算し、標準化との違いを読む。
- 平均の変化と、同じ人の変化は同じ?
集団の平均や割合と同じ人の移行を区別し、追跡調査の脱落と因果の限界を読む。
- 二つの数字が一緒に動けば、原因が分かる?
相関・反実仮想と比較条件
- 「統計的に有意」なら、効果は大きく確実に役立つ?
p値の条件、有意性と効果量・重要性の違い、非有意の読み方を理解する。
- たくさん調べて見つけた一つの差は、そのまま信じてよい?
一つの検定の有意水準と、多数の比較・結果からの選択による誤検出を分ける。
- 予測の幅と、複数のシナリオは何が違う?
点予測・将来値の予測区間・平均の推定区間・前提を変えるシナリオを区別する。
- ニュースで分かることと、追加で確かめることは?
事実・見通し・価値と根拠の読解