読む順番
金融政策と経済全体
日銀の自主性と政策手段、短期市場と金利予想から、経済全体と国際収支へ進む。
- 日本銀行は、どう景気や物価に関わる?
中央銀行の役割と波及の条件
- 日銀は、政府の希望どおりに金利を決める?
金融政策の議決、政府の関与、国会への説明は役割が違う。
- マネタリーベースと世の中のお金は同じ?
マネタリーベースとマネーストックは集計範囲が違う。
- 日銀は金利をどう動かす?
会合の方針と、日々の市場操作を分ける。
- 銀行は、一晩だけお金を貸し借りするのはなぜ?
短期の貸し借りは、支払と受取の時点のずれをつなぐ。
- 債券を売って後で買い戻す約束は、普通の売買と何が違う?
レポの開始と終了の資金・債券の反対移転、資金調達と債券調達の見方を説明する。
- 自己資本が十分でも、銀行に流動性の備えが必要なのはなぜ?
LCRの30日ストレスとNSFRの1年の資金構造、資本比率との役割差を説明する。
- 金利を下げられなくなると、金融政策は終わる?
利下げには実効下限があるが、名目金利は絶対にゼロ以上ではない。
- 将来の予想だけで、今の経済は動く?
期待は、現在の行動を通じて経済へ関わる。
- 短期金利が上がっても、長期金利が下がることはある?
長期金利は、今日の短期金利だけで決まらない。
- 一人の節約が、全体では景気を弱めることがある?
個人の節約を全体へ足すときは、所得も変わる。
- 景気が弱いのに物価が上がることはある?
供給の悪化では、物価上昇と生産・雇用の弱さが同時に起こりうる。
- 需要が減っても、店はすぐ値下げしないのはなぜ?
メニュー費用と名目価格の硬直性、数量調整を説明する。
- 失業率を下げれば、物価上昇率はいつも同じだけ上がる?
期待で移動する短期フィリップス曲線と長期の限界。
- 求人があるのに失業が残るのはなぜ?
求人の総数と、仕事が合うことを分ける。
- 経済の実力と、今のGDPはどう違う?
GDPの回復と、平均的な供給力の増加は別。
- 機械を増やし続ければ、豊かさも同じ速さで増え続ける?
労働・技術を固定した資本深化の限界生産逓減と、技術進歩による生産関数の移動を分ける。
- 貯蓄と投資は、経済全体でどう結びつく?
経済全体の投資は、既存の株を買うことと同じではない。
- 貿易赤字なら、国全体が損をしている?
貿易収支は経常収支の一部で、国全体の利益ではない。